2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大きな迷惑

押し付けがましい文章というのがある。 過剰で、感情的で、ひとりよがり。 読み手の存在を考えていない愚かしさとふてぶてしさがある。 それだけならまだいい。 何より迷惑なのは、こちらの想像力を削いでしまうことだ。

静寂という音楽

「ひとが本当に聴きたいと思うのは、鳴り響く音よりも、むしろ静寂なのではないか」 とあるギタリストが新聞のインタビューで答えていた と、ある雑誌のコラムに書かれていた。 音楽は派手やかに光や色彩をたずさえて鳴り響く時代をへて、いまは静寂や闇に収…

ついに戦争が

「ついに戦争が始まった!」夢を見た。 横浜の空を、火だるまになったクリスマスツリーが横切っていくのだ。 私たちが共同生活をしているアパートの窓からそれが見え、 やがて近くの街に落ちていった。 気付くと隣家の由緒ある寺院の木組みも壊滅的に崩れて …

女について

このところ、鈴木いづみ、柳美里といった、自分を崖っぷちへ追い詰めることにおいては天才的な女性たちの書いたものを読んでいる。 なぜか。この女たちが、私とは真逆の生き物であるから奇妙な好奇心があって…としか説明できない。 そして読めば読むほど、シ…

心は空っぽ 晴れ印

松の内も過ぎましたが、新年おめでとうございます。 今年もよろしくです。 さて、年始早々バッタバタな日々を強要されていますが、 ふと一人になったときに気付くんですね。 自分の頭と体の中がいかに空っぽかということに。 あ、これは卑下して言っているの…