テレビを見ていると 荒川洋治がスクラップを奨励していた。 高見順の高見順日記が読みたくなった。

「サン・ジャックへの道」という映画を見る。 フランスからスペインのサンティアゴへ向かう巡礼の旅。 山登りがしたくなった。

「とりあえず、ビール」とかではなくて、最初の一杯からコップ酒。 若者らしくいつまでも尽きせぬ会話…というのでもなく、 サクッと飲んで、サクッと店を出る…てな飲み方をするようになったのはいつからなのか。 最初の一杯がぴたっと舌に合った瞬間はたまら…

つげ義春の漫画に出てくるみたいな トイレの窓が壁の高いところにある 昭和も昔の古びたアパートが取り壊された。 深夜、そばを通ると 闇に積み上げられた瓦礫から ぷんと湿った古書のような匂いが鼻をうつ。 明日は撤去されるのをじっと待っている。 私にも…

まずっ。こめかみのあたりがズシーンと重い。今にも血管が切れそう？ 理由は？ 1.乱れた食生活 2.乱れた生活リズム 3.乱れた男関係 上記のすべて。と言いたいところだが一つだけ仲間はずれがあることは、私の行動＆思考パターンを薄っすらでも知る人なら、ハ…

いまだかつて、「不良」をやったことがない。 不良というのは、万引きしたり、無断欠席したり、授業さぼって喫茶店でタバコ吸ったりというアレです。 そう、やったことがないのです。 何だかマズいのではないかという気持ちに、突然なりました。 今日まで疑…

久しぶりに指定席のコンサート。キースジャレトトリオin厚生年金会館。 御仁は、８０年代のちょい悪オヤジみたいな服装で、現われた。 何というのだろうな、クリア。変な色気はまったくない。一つひとつの音が端正で、でもかしこまってはいなくて、饒舌でも…

いちどきにリセットされた日。 頭の中で「カンカラリ〜ン」と音がする。 酒を飲み、しばらくぼんやりした後は 腰を挙げ、気を取り直して やっぱり私は歩き続けるしかないのだ。

許せないものというのは年とともに減っていく、と言うもんだが、最近いちいちひっかかるものがある。 男に仕掛ける女の姿である。 頼むから見えないところで頑張ってくれ。電車の中とかはやめてくれ。 その上目づかい。 どこで身につけたのか舌足らずな発語…